「伊達市に素敵な土地が見つかった。シェアハウスを作ろうと思うので、札幌の初日、予定を変更して一緒に見に行こう」と安積さんから連絡があった。しかも「ハルちゃん(娘の名前)さえよければ、一緒に暮らしてもいいし」などと言う。即座に「無理無理」と断るが夜眠れずにそのことを考える。無茶苦茶なことを気軽に言ってくれるよあの人は、と動揺しながら、でも何てありがたい言葉だろう、とも思えて来る。
一泊になるのでスケジュール的に、全国集会の一日目、全体会を欠席しなくてはならないのは、とてもくやしいが仕方ない。
「もうすぐ18歳になる障害のある若者が親元を離れて北海道で共同生活をするという具体的な設定で、あれこれ想像をすることは、この計画の役に立つかもしれない」と今回の計画に役に立つ気もしてくる。
ということで、昨日午後は千歳空港に着いた途端、安積さんと李さんに出迎えられてそのまま駐車場に。そこから延々ドライブ。日暮れころ着いた伊達市で、有機野菜を使った美味しいレストランで“沁みる”夕食をいただき、知り合いの人がやっているという空家を利用したシェアハウスに雑魚寝。
そして今朝、再び車でその場所へ。広く静かな天国系ビーチの目の前、広大な土地にポツリと建つおしゃれな一軒家にはまだ主の若いご夫婦が住んでいて出迎えてくれた。
ビーチが見渡せる広い窓とグラウンドピアノ。旦那さんはピアニストで、まだここに暮らし続けたいと言うが、お連れ合いは子どもの教育などを考えて都市部に引っ越したいと思っているそうだ。(昨日、車窓から昭和新山をみてはじめて気づいたのだけど)火山どころだし大津波の恐怖もあるのかも知れない、と想像する。
しかしお話すればするほど、この家にはこの主しかいないというほどこの素敵な風景・家の一部のようなかたがたで「何とか住み続けて欲しいな……」などと心密かに願ってしまう。
駅まで送ってもらって安積さんたちと別れ、帰りは電車で札幌の「アンビシャス」へと急ぐ。
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