2016年3月28日月曜日

理事評議会プレゼンテーションのためのメモ

宿題もっといでカフェ/オープンスペース「又蔵さんち」

コンセプト
子ども支援を中心にした共生型地域福祉拠点の創設。

場所
北斗市向野

事業の内容
主に下記の四つ。

① 無料事業「宿題持っといでカフェ(オープンカフェ)」
平日の放課後、近隣の小中高生が、宿題を持ってふらりと寄って、茶の間や自分の部屋かわりに過ごせる場所。カフェテリア、奥の広間、庭をすべてオープンスペースとして開放する。学童保育クラブとは違いアクティビティなどの設定は用意しない純粋な居場所。

②無料事業「井戸端カフェ(オープンカフェ)」
平日午前中、近所の方たちの茶飲み場、不登校の子たちの居場所として、①と同様に開放。

③有料事業「レンタルスペース」
①の運営資金を得るための有料事業として、平日午前中と休日は奥の広間(時間帯によってはキッチンも可)をレンタルスペースとして提供。公民館では開催が難しい有料の講座・ミニ上映会・ホームパーティ・ギャラリーなどの用途で募集。
 また、駐車場はオートキャンプに利用出来るレンタルスペースとして提供。
 (料金は公民館など他の施設を参考し検討する)

④カフェテリア
 平日ランチタイム(12:00〜14:00)営業。
 一日1メニューの軽食をワンプレートで提供。フリードリンクつき400円(子ども割検討)。
 ※朝食(7:30〜8:30)と夕食(③以外の7:30〜8:30)は、敷地内に新設するグループホームの住人・職員の食事を提供(朝食150円・夕食450円予定申告制検討)。

⑤定例(週一回・水曜日夜)の子ども食堂「食卓を囲もう」開催。子どもときょうだいは無料。大人は500円以上お気持ち(有料)で参加可能。

営業時間
平日9:00〜12:00/14:00〜19:00
休日はレンタルスペースの利用による

この事業で期待出来ること
主に下記の三つ。

①「宿題持っといでカフェ」では、ネグレクトなど家庭内で虐待や欠食に苦しんでいたり、面前DVや貧困などにより家庭に居場所がなかったり、学校でいじめにあっていたり支えを必要とする子どもの存在を知るきっかけの場所となることが期待される。
※ 寄り添い続けることが最も大切だが、重篤な問題だと判断した場合は、解決に際して、学校、教育委員会や児童相談所、里親会、その他こども支援団体など外部団体・機関と連携することが重要。

②「井戸端カフェ」として地域のひとと、その日「学校に行きたくない」子に開放し、多世代の地域のひとたちが気軽に出入りする場所になることで、地域全体で日々悩みや喜びを分かち合う拠点になることも期待できる。

② 敷地内に障害のある人のグループホームを新設することや、建物改修に際して完全バリアフリーにこだわることで、多様なかたがたが出会う場所となる。この出会いこそがインクルーシブ社会実現のための何よりの糧となる。

④「空家問題」解消のモデルケースとして、同じように「空家対策」で悩んでいるひとたちの参考になる。


建物の改修
 建物改修は、どなたでも利用出来るように徹底してバリアフリー化にこだわる。

① 多機能トイレを設置する(機能分散型で二房)。通りかかりの人や車にも分かるように国道に面した外壁に公衆(多機能)トイレのサインを出し、公衆トイレとしても利用可。

②キッチンはスペースを広くとる。
 中央に床高60〜70センチ程度の作業台を置く。作業台は下部を空けることで車いすユーザや子どもも一緒に調理が出来るようにする(調理教室などに利用できる)。また棚位置なども、身長130センチ程度の人の手が届くように工夫して設計する。

③入り口の土間のスペースは横幅いっぱいに大きくとる。

④入り口から庭側の壁面にスロープつきのウッドテラス(縁側、幅80センチ以上)を設けて、ウォーカー・車いすユーザの屋内から庭への移動と、部屋間の移動を容易にする。

⑤出来るだけ中の様子が分かるように窓や透明素材の面を増やすなど工夫する。

その他勘案事項

① この件については、北海道の独自事業「共生型地域福祉拠点」事業を利用したい。
1) 立ち上げ準備経費にも交付がある(ワークショップ開催、イベント試行、アドバイザー依頼など準備経費や、拠点でのイベント企画や職員の事前研修など研修費用)。
2) 拠点施設整備支援として施設整備費は改修の場合(交付率1/2で)850万円、これとは別に設備整備費として300万円。

② 食材提供について。近隣の農家やベーカリーTOUCH、フードバンクに取り組む団体に食材の提供などをお願いする。既存の就労支援事業において実施される小規模農業での作物の提供も。

③ 大野農業高校のボランティア部と連携し、イベントの時など協力をお願いするのはどうか。

④ 子どもや青年のよりどころになるためのマスコットとして、ペットの山羊を飼うのはどうか。

⑤ 台所に勝手口を設け、小さな食用ハーブを育てるスペースにする(車いすの人も水やりが出来るように床高60センチのプランターを配置)のはどうか。

⑥周知・アピールのために、事前/定期的にイベントを開催したほうがいい。



2015年7月6日月曜日

コミュニティスペース大野川(仮)具体的利用案

平成27年7月

向野の空家利用〜コミュニティスペース大野川(仮称)設置について
企画書と設置主体NPO団体ご加盟のお願い

LOVE & PLACE発起人
日本水頭症協会「ぱどる文庫」編集担当
柴田靖子

 北斗市向野で借り手がいなくなった老母所有の空地(古家つき)の活用方法を考えるべく、一年ほど前からさまざまなかたのご意見やアドバイスをうかがい検討してきました。
 このたび、この活動について地域のみなさまにご参加・ご協力をいただきたく下記のような活用方法を計画しました。つきましては設置主体となるNPO団体「コミュニティスペース大野川(仮称)をつくる会」を創設したいと考えております。ぜひ、ご加盟をご検討いただければ幸いです。

記

設置のイメージ

コミュニティスペース大野川は、
① コミュニティカフェ
② レンタルスペース/ゲストルーム
③ シェアハウス(グループホーム)
④ 公共トイレ・コインランドリー
の4つのパートから成ります。
 
① コミュニティカフェ(名称未定)
年中無休・朝10時から夕方16時ころまで。キッチン、リビング、庭を開放。※その他の時間帯は③シェアハウス(グループホーム)専用。
予約制や会員制はとらず、誰でもいつでもふらりと訪ねてきて自由に過ごせる居場所として地域に提供。お茶を数種用意しセルフサービスで提供(お茶代として300円程度申し受ける)。住人も利用可(この間の介助は外出支援事業を利用)。緊急時に連絡がつくように、初回利用のとき、緊急連絡先とお名前を記入していただく。
○ 利用例…
高齢のかたが集っておしゃべりを楽しむために、市民活動のミーティングや机上活動(手芸や絵画など)に、囲碁や将棋を打ちに、2〜3人のホームパーティに、お昼寝・読書をしに。

②ゲストルーム/レンタルスペース
年中無休・正午から翌朝10時まで。予約制。
ゲストルーム利用は1泊1000円程度申し受ける(宿泊業ではないので、飽くまでも利用実費かご寄付というかたちで)。ただし、障害のあるかた・高齢のかたのショートステイは、障害者自立支援法や介護保険を適用していただけるようにし、予約が重なった場合は後者を優先する。グループホームの朝・夕食も利用できる。
レンタルスペース利用は1回4時間まで1000円程度(ただしコミュニティスペース大野川(仮)をつくる会の会員は無料)。
○ ゲストルーム利用例…旅行中の車いすユーザーなど障害のあるかたと介助者、障害のある若者の自立生活体験利用、高放射能汚染区域に住まうお子さんのいるご家族のリフレッシュ旅行など。
○ レンタルスペース利用例…市民上映会、市民講座、ミニライブ、講演、親子教室など。
 
③シェアハウス(グループホーム、名称未定)
障害のあるひと(若者)で親元を出て暮らしたいと望むかたを住人として想定。すべての障害に対応。居室3部屋程度と当直室1室を増築。
朝食(150円程度)・晩飯(350円程度)はキッチンで調理したものを提供(家賃の設定は、社会福祉法人道南ネットワークさまの規定におまかせする)。

⑤ 公共トイレ・コインランドリー
トイレは、オストメイト対応・ユニバーサルシート完備のだれでもトイレにし、国道側にも入り口を設け、旅行者や通行人、ドライバーも利用できるようにする(インターフォンで施錠解除)。コミュニティカフェ側からと、ゲストハウス/レンタルスペース側からも出入りができるようにする。
コインランドリーは、洗濯機と乾燥機それぞれ2機を設置。同様にインターフォンでドアの施錠を解除できるようにし、自由に利用できるようにする。 

必要な人員配置と組織

コミュニティスペース大野川の運営は、大きく
① コミュニティカフェ部分
② シェアハウス(グループホーム部分)
の2つのパートに分かれます。
おおまかに言えば、①は、NPO法人コミュニティスペース大野川をつくる会(仮)による、②は社会福祉法人道南福祉ねっとさま(※交渉中)による運営になります。

① 管理人・世話人1〜2名常駐(平日朝9時半から17時半まで)。
NPO法人コミュニティスペース大野川をつくる会(仮)から数名選出または、求人し。ボランティアベースの就業。
業務:
コミュニティカフェ利用者の対応
レンタルスペース・ゲストルームの予約受付・管理
共用部分・庭の清掃、ゴミ出し

②グループホーム管理責任者1名+介助者適宜(おもに平日は夕方17時から朝
 10時まで、休日は終日)
 社会福祉法人道南福祉ねっとさまから選出または求人。
 業務:
 グループホームにおいて、障害者自立支援法で指定の業務(介助、調理など)
 ゲストルームについて、障害者自立支援法のサービスの範囲である利用(シ  
 ョートステイ、自立生活体験)の場合、指定の業務(介助、調理など)

③共同生活住民会議(月2回程度)
 シェアハウス(グループホーム)住人全員とスタッフによる。夕食の月間献立やレン 
 タルスペースの企画、入居希望者の検討や面接、情報交換や懇親。

④NPO法人コミュニティスペース大野川(仮)をつくる会議(不定期)
 会員・参加団体による。運営資金(水道光熱費や通信費など雑費、スタッフ
 への謝礼など)調達のためのバザーや講座などのイベント企画、また、大野
地区をより住みやすく魅力的なエリアにするための企画や活動。

その他

○ まず、コミュニティカフェとゲストハウス、トイレ、風呂部分となる古家
の改築から着工し、コミュニティカフェを先にオープンする(H.27.5オープン目標)。さらに1年後を目標にシェアハウス部分となる増築を進めるといったスケジュール。

○ 所有者は、計画が整った段階(改増築がすべて終わり、グループホームの最初の入居者が定まりスタッフの目処がついた時点)で、現状の土地と建物をNPO法人コミュニティスペース大野川(仮)をつくる会に寄付し、それまでは家賃の徴収などは一切おこなわない。NPO法人コミュニティスペース大野川(仮)をつくる会が所有者となったのちは、社会福祉法人道南福祉ねっとさま(※交渉中)は、NPO法人コミュニティスペース大野川(仮)をつくる会と契約を交わし、定められた地代を支払うこととする。

○ レンタルルーム使用料や、お茶代、コインランドリーなど雑収入は、NPO法人コミュニティスペース大野川(仮)をつくる会の収益となり、一方、住民の家賃・朝夕食代など、障害者総合支援法にかかわる収入は、社会福祉法人道南福祉ねっとさまが管理。

○ 大野農業高校のボランティア部や、大野地区のかたがたにかかわっていただきたく「休日世話人」や「一日シェフ」、「庭仕事」などいろいろな形で募集したり、庭の巨木をつかって七夕やクリスマスツリーの飾り付けを募集したりしたい。

○ 改築費や設備費などイニシャルの資金調達については別紙。

以上。


2014年12月26日金曜日

コミュニティバスと菜の花プロジェクト

 今日で私の50歳の誕生日。すごいもんだ、みなさんのおかげだ、とさすがにしみじみ感心する。誕生日の日中は「逃亡」と称して、行き先を言わずにフラッと外出して帰って来るのがここ数年の恒例。今年は逗子の海をみて、弁当を食べて、砂をほじくって貝やガラス片を拾って、帰って来たのだが、夕方から楽しみな取材のアポを取っていた。
 自由が丘には、バス会社が運営する路線バスのほかに「サンクスネイチャーバス」という廃油で運転される、知る人ぞ知る私営バスがある。
 
 場所をどんな場所にするか、沢山の人に会って意見を聞いて来たが、小山内さんのお話を聞いてから(その時、娘と一緒に行動してから)「グループホームと名がついただけでは住居にはなり得ない、しょせん小さな施設だ」という考えをはっきり認め、向き合えるようになった。特別な施設として孤立せず、ありふれた住居となるための装置・仕掛けが絶対に必要なのだ。その装置・仕掛けはグループホームの中に設けるものだろうか、否、その場所の外、つまり、環境、地域に設けるものだ。

 どんな装置・仕掛けがあるだろう。例えば、横川由紀さんたちの、D.I.Y.はすごくいい仕掛けだ。はこだての家・日吉の、住人にも地域の人にも開かれた食堂も、効果的な装置だ。では、あそこにとてもいいアイデアは?……。
 そうやって、装置・仕掛けのことを考え出して、あの地域のことを思うようになり、最初に浮かんだ装置が、「コミュニティバス」だった。(私は自分が車の免許を持っていないので実感をともなって分かるのだけど)徒歩圏と言われる小さな範囲で、乗り降り自由なバスさえあれば、どんなに高齢になっても、家族に頼ることなく、好きなタイミングで買い出しとか日課とか、日常の用事を足せる。ご近所さんを訪ねることができる。また、足のかわりとしてのバスは、日々の知り合いを作る場にもなる。

 それに、ここ数年、ブラブラする「街あるき」という観光が流行っているし、TV番組もこればかりは面白い。新幹線の新駅が出来て、温泉施設や観光農家やキャンプ場、八郎沼公園など近隣の人が訪れる小さな観光スポットに恵まれた大野地区での、よそから来たひとの観光は「街あるき」がもってこいだ。隣の函館とはまったく違った方法での観光が楽しめる。こういうとき「コミュニティバス」はもってこいだ。

 そこで、自由が丘で、少し街のはずれの方にある商店やスポーツ施設のオーナーが出資しあって(出資者のところにバス停を設けるというシンプルなアイデアで)、バスを運営しているというユニークな、そして何より、私にとってなじみのある街のコミュニティバスを運営している「サンクスネイチャーバスを走らす会」に取材を申し込んだところ、今日、お会いすることになったのだ。

 (続く)

2014年12月20日土曜日

誰ひとり拒まないという覚悟・態度

 ついに昨日、道南福祉ねっとさんのTOMOハウス(喫茶店)を訪ねた!

 今回は、図々しくも、前回相談に乗っていただいた「はこだての家・日吉」のゲストルームに泊めていただいた。朝夕ご飯は食堂で食べられるし、料金は申し訳ないほど安いし、バリアフリーなので、私がもし車いすユーザーだとしても安心だ。札幌の「アンビシャス」を思い出しながら、「こういう気軽に使えるゲストルームって、いいな」と実感。
 作ろうとする場所にもぜひひと部屋欲しいなあ、と思う。障害のあるひとの(障害者サービスの)「自立生活体験ルーム」としてでもいいけれど、障害のあるなしにこだわらない部屋にすれば、小山内さんもおっしゃっていた「結局は孤立した施設」にならないための風穴、仕掛けにもなりうるし、とまた思いが、広がりとっ散らかる。

 一昨日夕方に空港に着く。雪は思ったより積もっていないみたい。3年前からのつきあいになる変形股関節症のため、痛みが酷いとき、ときどき活躍しているポール(スキーのストックみたいなヤツ。ノルディックスキー用)を持って来たから大丈夫。突然の連絡にも関わらず、北林さんがタクシーを回してくれ再会、「はこだての家・日吉」に送って下さる。日吉で対応してくださったスタッフの方も、北林さんも上磯在住ということで、地域活動のことでお話が盛り上がる。自分を介して、人と人とがつながるのって、とても嬉しい。

 TOMOハウスの場所をググると、JR七飯駅から徒歩10分以内。今日は、北斗市の場所に寄って墓前で祖母に状況を報告してから、路線バスで新幹線新駅を建設中の渡島大野駅に行くルート。七飯駅はその隣駅だ。タクシーは不要そう。晴れているので迷わず最寄りの路面電車の駅までポールをつきつき歩き、出発。
 新幹線新駅の内装はかなり出来上がっていた。でもまた渡島大野駅は残って稼働している。ホームから、途中まで延びた作りかけの新駅のホームが見える。

 TOMOハウスに着くと、トーキングエイド(文字入力・音声読み上げ装置)を膝の上に置き車いすを使っている四村さんが出迎えて下さった。実は、こんなにそっくり息子と同じ状況のひとに出会ったのは初めてで驚いてしまった。息子は小五で手に入れたiPadのアプリとしてトーキングエイドが使えるようになって以来、おしゃべり(会話)ができるようになり、また中学校にあがってからは、学校に持ち込みが許可されたことも手伝い、本当におしゃべりになった。四村さんも、かなりマシンガントークのかたのようだ。
 対応してくださった高橋さんも見え、しばらくお話していると、理事長の成田さんがさっそうと登場された。あいさつのあと、最初におっしゃられた言葉が
 「あの、シバタさん、でしょ? パブコメの」、である。
文科省にあてたパブコメを読んで下さったと言う。すっかり忘れていたのだけど、数年前に、患者会の連絡会から声をかけていただき、特別支援教育に関するパブコメを書いたものが、たしかに文科省のホームページに掲載されていた。しかし当の文科省の人以外に、いやその人たちだってちゃんと読んでくれたかどうか怪しい(失礼!)ような、そんな世界の果てにひっそりと存在するテキストを、このかたは読んだとおっしゃる。もともとは、教員だったかた。

 そのあとは「インクルージョン」についての組織の理念から、ご自身の熱い思い、そして、現在の福祉業界の状況、教員だったころの取り組みなど、語って下さった。ただただ共感を持って感服するばかり。途中で「しまった!メモも音も録ってない」とインタビュー記事にできないことを悔やんだ。時間を巻き戻したいと思った、それほど、魅力的なお話だった。なにより「誰ひとり拒まないという覚悟・態度」ですべてを運営するというこの道南福祉ねっとの心意気は「インクルージョン」そのものだ。

 ぜひ、土地をもらって活用して下さいませんか。……と申し出ると「いや、柴田さんの思いを実現する運営主体の団体、NPOなりを立ち上げてご自分でやったほうがいい。同じ志を持つかたですから相談は嬉しいことだし、協力します。協力するというだけでなく、丁度、社会福祉法人の改正の動きがあり、その中で、法人は公益事業などほかの小さな団体の活動を手助けすることを奨励されるようになるので、協働もできるはずです」とアドバイスを受けた。

 その後は、高橋さん・四村さんと一緒に、札幌の全国集会で登壇されていた、場所から徒歩5分の大野農業高校の山下先生をたずねて構想を説明し、学校ともなにか協力したいと申し出る。まだ雲を掴むような話なのに、また、試験中のお忙しい時期なのに、丁寧に聞いて下さり、ボランティアの部活や、生活科で介護を学ぶ生徒もいるので、関われるかも知れない、というお返事をいただいた。
 こうしてアイデアを分かち合い、行動できたのは初めて。責任もどっかり重くなってしまったけど、それにしてもこの、心強さ。こうなってしまったからには、絶対に形にする、最大限役立つ形で。

 楽しみだ、大変だ、楽しみだ、……。

 
 

 

2014年10月1日水曜日

送った企画書

向野のグループホーム(仮称:シェアハウスHARUKORO)プロジェクト
メモ
ver.2014.9.30
柴田靖子

◆ 設置目的

親元を離れて自活したい障害のある、または認定はされていないが障害ゆえ排除され路上生活に追い込まれ社会に出て行けない若者支援を目的としたグループホーム。
自立生活体験棟も併設し、ゲストルームとして活用。自立生活体験棟にはユニバーサルシートを備えた多目的トイレを設置する。
食堂・庭は地域のひとやツーリストのための無料休憩所として開放し、趣味の集まりなどにも利用していただく。自立生活体験棟の多目的トイレは、地域のひとやツーリストも自由に利用出来るように案内する。

◆ 設置場所・設置主体・設置イメージ

北海道北斗市向野。現在建設中の新幹線「新函館駅(仮称)」から車で10分(自転車で30分強)。観光名所・法亀寺、分庁舎、市営温泉、市営プール、至近(←新駅設置後はシャトルバスなど公共交通ルートやレンタサイクル屋が出来るかも?そうすれば、八郎沼公園や体験農家、鈴木牛乳牧場などレジャー地にも便がよい。また、住人の就労先の選択肢も増える)。近隣にベーカリー、広大な農地、大野農業高校あり。スタンド設置での委託販売や食材提供、ボランティアスタッフ求人など提携の可能性あり?

古家は、居室数(定員)は4〜5部屋ほど。水回りはすべてリフォームの必要がある。
敷地内にはなれ(自立体験ルーム2室とスタッフルーム1室)を増築(ユニバーサルデザイン仕様、ログハウスなど安価で建てられるもの)。
庭の巨木は出来る限り残す方向で進めたい。

◆ LOVE&PLACE〜目からウロコの「空家問題」解消法〜(仮)執筆

設置主になってくださる事業所と、その後連携する路上生活支援事業所、空家問題に取り組まれている専門家などにご協力いただき、設置実現までのプロセス(手順ほか必要な手続きなど詳細も含む)を記録し、このシェアハウス設置までのプロセスを実践編として掲載し、その道のりを示すことで、今後、同じような支援を思い立った人に役立てていただくHOWTO本にまとめる。また設置実現に向けてよりよいアイデアを得て活かすために下記を取材しヒントになりそうなものは記事として掲載する。設置実現までのプロセスも取材も、すべてオープンソースとしてfacebookpageに許可をいただき次第、順次公表し、広く意見交換の場にしていく。


以上。

宛てた手紙

社会福祉法人 道南福祉ねっと
ご担当さま

 とつぜんご連絡することをお許し下さい。
 はじめてご連絡申し上げます。わたしは東京都目黒区在住の柴田靖子と申します。貴団体については、先日「障害児の高校進学を実現する全国集会in札幌」にお邪魔した際、資料集の広告ページで拝見しました。

 実はいま、北斗市にある老母の土地(向野1-25-17)に障害のある人のためのグループホームをつくれないものかと考えはじめており、たくさんのかたがたの助言をいただきたくご縁を求めているところです。

 そこは、長年借りて住まって下さっていた方が亡くなってからは、借り手も買い手もつかず放置されています。一年ほど前仕事でそちらに出向いた際、様子を見に寄ると、雑草どころか雑木が生い茂り古家のドアにたどり着けないほど荒れ果てようで、そのみじめな様に涙がでました。そこに障害のある若者のためのシェアハウス(どんなひとでも住まえるグループホーム・ケアハウス、ゲストルーム兼自立生活体験ルーム付き)をつくれないものかと考えてはじめています。


 さて、わたしは二人の障害のある子に恵まれました。二人のおかげでたくさんの幸運な出会いに恵まれ、それまで知り得なかった障害のある方々と知り合い、学び感じる機会を得ています。その中で、路上生活をしているかたがたの多くが障害のあるひとだということを知りました。住む人がなくなり持ち主に持て余され打ち捨てられた土地がある一方で、障害ゆえ排除され、ひとところに住むことがかなわず不安の中で生きているひとたち(とりわけ若者たち)がいる理不尽を傍観している自分に腹が立って仕方なくなったのです。
 そこで、路上生活をしている障害のあるかたが障害認定を受けられれば、障害者のためのサービスであるグループホームへの居住や生活介護が叶います。そうして生活の基盤が安定すれば、先が開けるのではないかと考えました。突飛なアイデアかと思ったのですが、すでにそのような事業を行っているかたが、お隣の神奈川県横浜市でいらして先日お話をうかがってきました。とにかくその土地の事情にみあった活動であるべきなので、そこに行ってすでにさまざまな活動をしているかたがたのお知恵やお力を借りるべきであると教えていただきました。そしてこれまで二度ほど足を運び、さまざまな方々のお話を聞くうち、まずは障害のある方の生活支援事業をすでに行っている事業所にアイデアを相談し、この土地と古家(もしかしたら内装工事で活用できるかも知れません)を使っていただけないかご相談すべきであること、その事業が叶ったら、路上生活の方の支援事業を行っている事業所にどうしたら障害があるために生活のスタートを切れない若者の障害認定や安定した住まいの提供がかなうのか相談する、という段階が必要だ、と気づきました。

 そこでご相談なのですが、この土地と古家とアイデアを活用していただくことをご検討いただけませんでしょうか?支払いが必要な固定資産税額と同額の地代(年額3万円程度だと思います)でお借りいただけますし、ご負担でなくご希望でしたら、いずれ私が相続したのちは、支払いに必要な税と同額でお譲りすることも可能です。
 企画書というにはつたないものですが、メモも添付させていただきます。
 貴団体のホームページを拝見し、インクルーシブ社会に強い意欲と高い理念をお持ちであるとお見受けし、強く共感しました。もし少しでもご興味をもたれましたら、お声をかけていただければそちらにご相談にうかがいます。また、札幌でいちご会の小山内美智子さんにお目にかかり相談に乗っていただいた際、逆取材を受けました記事が、いちご会の会報「いちご通信」次号に掲載されると聞いています。そちらもご覧いただければ幸甚に存じます。
 どうかご検討のほど、よろしくお願いいたします。

ついにはじめて企画書とメールを送る

旅から帰ってすぐに「社会福祉法人道南福祉ねっと」のホームページをチェック。
実績うんぬんはまずすっ飛ばして、書かれていることを何度も何度も読み返す。理念や的確なキャッチフレーズも大切だけど、テキストにはモニターの向こうにいるかたの心の置きようや態度が、どんなに繕ってもにじむもの。

そして、何度読んでも共感しか感じない。なんだ、いいじゃないか!

昨日時間ができたのでワクワクしながらメールを書き、小山内さんにお手紙を書いたとき作った企画書を手直しして添付して送った。すると昨日のうちにお心のこもったお返事が届いていた。同じ志を持つひとと出会えて大変嬉しい、法人で協議の上、お目にかかる日時をあらためて相談したい、とのこと。

感激。ドキドキ!