2014年12月26日金曜日

コミュニティバスと菜の花プロジェクト

 今日で私の50歳の誕生日。すごいもんだ、みなさんのおかげだ、とさすがにしみじみ感心する。誕生日の日中は「逃亡」と称して、行き先を言わずにフラッと外出して帰って来るのがここ数年の恒例。今年は逗子の海をみて、弁当を食べて、砂をほじくって貝やガラス片を拾って、帰って来たのだが、夕方から楽しみな取材のアポを取っていた。
 自由が丘には、バス会社が運営する路線バスのほかに「サンクスネイチャーバス」という廃油で運転される、知る人ぞ知る私営バスがある。
 
 場所をどんな場所にするか、沢山の人に会って意見を聞いて来たが、小山内さんのお話を聞いてから(その時、娘と一緒に行動してから)「グループホームと名がついただけでは住居にはなり得ない、しょせん小さな施設だ」という考えをはっきり認め、向き合えるようになった。特別な施設として孤立せず、ありふれた住居となるための装置・仕掛けが絶対に必要なのだ。その装置・仕掛けはグループホームの中に設けるものだろうか、否、その場所の外、つまり、環境、地域に設けるものだ。

 どんな装置・仕掛けがあるだろう。例えば、横川由紀さんたちの、D.I.Y.はすごくいい仕掛けだ。はこだての家・日吉の、住人にも地域の人にも開かれた食堂も、効果的な装置だ。では、あそこにとてもいいアイデアは?……。
 そうやって、装置・仕掛けのことを考え出して、あの地域のことを思うようになり、最初に浮かんだ装置が、「コミュニティバス」だった。(私は自分が車の免許を持っていないので実感をともなって分かるのだけど)徒歩圏と言われる小さな範囲で、乗り降り自由なバスさえあれば、どんなに高齢になっても、家族に頼ることなく、好きなタイミングで買い出しとか日課とか、日常の用事を足せる。ご近所さんを訪ねることができる。また、足のかわりとしてのバスは、日々の知り合いを作る場にもなる。

 それに、ここ数年、ブラブラする「街あるき」という観光が流行っているし、TV番組もこればかりは面白い。新幹線の新駅が出来て、温泉施設や観光農家やキャンプ場、八郎沼公園など近隣の人が訪れる小さな観光スポットに恵まれた大野地区での、よそから来たひとの観光は「街あるき」がもってこいだ。隣の函館とはまったく違った方法での観光が楽しめる。こういうとき「コミュニティバス」はもってこいだ。

 そこで、自由が丘で、少し街のはずれの方にある商店やスポーツ施設のオーナーが出資しあって(出資者のところにバス停を設けるというシンプルなアイデアで)、バスを運営しているというユニークな、そして何より、私にとってなじみのある街のコミュニティバスを運営している「サンクスネイチャーバスを走らす会」に取材を申し込んだところ、今日、お会いすることになったのだ。

 (続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿